公開日 2021年11月19日 最終更新日 2023年9月28日
福岡のグルメをブログで紹介しているにも関わらず、とんこつラーメンをほとんど取り上げていないことに気づきました。
生まれも育ちも九州なのに、とんこつラーメンを食べる習慣が無いので、なかなか行く機会が無いんですよね。
「ラーメン食べよ!」ってなったら基本「醤油ラーメン」。たまに塩、坦々麺って感じなんです。
ちなみに二郎系は「二郎」という食べ物で
ラーメンではありません。
そんな感じで、今回も「醤油ラーメン」食べてきましたので、レビューしたいと思います!
結局とんこつじゃないっていうねw
福岡市中央区高砂にある『中華そば 寿限無(じゅげむ)』です。
赤提灯に大きな「寿限無」の文字、なかなか雰囲気のある店構えですね。
目次
落語一色の店内
店名の由来となっている「寿限無」とは、古典落語の演目として有名ですね。
生まれた子供がいつまでも元気で長生きできるようにと考えて、とにかく「長い」ものが良いととんでもない名前を付けた、という笑い話です。
その噺の中で子供につけた名前というのが↓で、早口言葉としても知られています。
寿限無(じゅげむ) 寿限無(じゅげむ) 五劫(ごこう)のすりきれ 海砂利(かいじゃり)水魚(すいぎょ)の水行末(すいぎょうまつ) 雲来末(うんらいまつ) 風来末(ふうらいまつ) 食(く)う寝(ね)るところに 住(す)むところ やぶらこうじの ぶらこうじ パイポ パイポ パイポの シューリンガン シューリンガンの グーリンダイ グーリンダイの ポンポコピーのポンポコナの 長久命(ちょうきゅうめい)の長助(ちょうすけ)
個人的には「こち亀」のお話の中で、両さんが「胡蝶蘭」に「寿限無(じゅげむ) 寿限無(じゅげむ) 五劫(ごこう)のすりきれ」くんと命名していたのが印象深いw
ちょっと前置きが長くなりましたが、店内はこんな感じ。至る所に落語関連のグッズやポスターが飾られています。
もちろん、BGMも落語です。
店主さんはめちゃくちゃ落語が好きなんでしょうね。
耳触りが良い落語が流れ、落語グッズに囲まれている店内。意外と心地良い空間になっています。
「中華そば(醤油ラーメン)」一本で勝負
ラーメンの味の基本は中華そばで、その他にはチャーシューや味玉などのトッピングと「ごはん」「ミニ豚丼」といったご飯物があるだけ。
ラーメン店でも豊富な味を取り揃えている店が多い中、「中華そば」だけで勝負している潔さが感じられます。
こちらのラーメンは、一般的なとんこつラーメンの1.5倍の量らしいですが、今回は麺大盛りで注文。
落語を聴きながらしばし待ちます。。。。
醤油ラーメン大盛り(950円)
おおおおお!これは「THE・醤油ラーメン」といったビジュアルですね!
分厚いチャーシュー2枚に大量のメンマ、小松菜にネギ。大きめの海苔もトッピングされています。
デフォルトでこの充実の内容!
それでは、スープからいただきましょう!
あっさりとした優しい味わいながらも、醤油がキリリと味を引き立てています。
(九州生まれ九州育ちの私にも)どこか懐かしさを感じさせる味で、昔ながらの中華そばってこんな感じなのかなと思います。
気を抜いたら全て飲み干してしまいそうなくらい美味しいスープ!
これは危険だ・・・
続いて麺を啜ります。
入口に掲載されていましたが、製麺屋慶史謹製のストレートな太麺でモチモチとした弾力感が楽しめる食感!
スープとの相性も抜群で、するっと胃の中に収まっていきます。
コリコリと歯応えの良いメンマは、これまた絶品。中華そばによく合います。
チャーシューは食べ応えのある分厚さで、よく味が染み込んだホロリとした食感。
全てが美味しいため、黙々と食べ進めて麺2玉をペロリと平らげちゃいました♪
スープ飲み干すのだけは我慢した!
おすすめ度☆☆☆☆☆
『中華そば 寿限無』の醤油ラーメン、めちゃくちゃ美味しかったです!
スープ、麺、トッピング。どれもレベルが超高いのですが、それぞれが主張しすぎず調和がうまく取れています。
どこか懐かしさを感じさせながらもエッジが効いたその味は、関東人にも九州人にもオススメの一杯です。
「替え玉」「硬め」は言わないように注意してね
ちなみに大盛りにしたら腹パンパンになりました。おそらく普通盛り(800円)でお腹いっぱいになると考えたらコスパも良しですね!
個人的にはメンマが気に入ったので、今度はメンマラーメン注文してみようかな!
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