公開日 2021年6月24日 最終更新日 2021年9月5日
福岡市の中心部にほど近いロケーションにありながら、木々に囲まれていて、とても静かな「護国神社」。
緑に囲まれているせいか、今の時期(6月中旬)は涼しく心地よい空気を感じられます。
私は護国神社のすぐ近くのマンションに住んでいて、頻繁に訪れています。
そしていつも思うんです。「こんなに素晴らしい神社なのに、いつも人が少ないなあ」と。(休日は蚤の市が開催されているので、その時は賑わっているんですが、純粋に参拝に来る人は少なめです。)
今回の記事では、意外と知られていない福岡の名スポット「護国神社」を紹介します。

護国神社のシンボルである大鳥居は日本屈指の大きさで、高さ13m、柱の直径160cmのヒノキ製です。
昭和18年に台湾から切り出され、博多港に陸揚げされたそうです。
巨木のため、当時の車での運搬は不可能だったので、学校児童の綱引きとコロ方式により運ばれました。
http://fukuoka-gokoku.jp/about.html
コロ方式がなんのことかわかりませんが、学校児童の綱引きはちょっと面白いですねw
戦前の小学生恐るべし。
その後80年近く聳え立つシンボルを子供の頃に運ぶって相当貴重な経験ですよね。
私だったら子々孫々まで自慢します(笑)

一歩足を踏み入れると凛とした雰囲気に。
福岡市中央区という、市の都心部に位置しながらも豊かな鎮守の森が喧騒を和らげてくれています。参道を歩くだけで心が澄み切っていくようです。(平日の夕方とはいえ、全然人いないでしょ?)


360°どこを向いても豊かな緑。
それもそのはず、この鎮守の森は約3000本の献木からなっています。
今日みたいに天気が良い日は、美しい青と緑の世界が広がります。

境内の至る所に巨木が植えられています。
献木は全国各地から集められたそうです。一体樹齢何年なんでしょうか?

綺麗に手入れされた芝生は、休日は子供たちの遊び場に。(休日はちょっとだけ人がいます)

鳥居から本殿まで50mくらいでしょうか?
こちらも整備が行き届いていて、本殿に近づくほど厳粛な気分になります。
砂利を踏み締める音が心地よいリズムを奏でます。


神紋は「八重菊に桜」です。デザインも良いし風になびく旗がめちゃくちゃカッコいい!
ちなみに本殿では挙式も挙げられるそうです。
こんなところで挙式ができたら自慢できますよね。

作法に則って参拝。
わたしはいつも家族の健康と平和をお願いしています。

本殿側から鳥居側を望むと、360°緑に囲まれていることがわかります。
写真の方角は西を向いているので、夕暮れ時はまた違った表情を見せてくれます。今度はもっと遅い時間に来てみますね!
護国神社の側には有名な大濠公園や桜の名所である舞鶴公園があります。
実際そちらの方がメジャーで、護国神社は少々影が薄いイメージ。。。
福岡県民でも、護国神社に訪れたことが無い方も結構いらっしゃるのではないでしょうか?
福岡市中心部には大濠公園以外に、こんなにも美しい憩いのスポットがあります。
市民・県民の方はもちろん、福岡にいらっしゃった県外の方も。ぜひ護国神社に足を伸ばしてみてはどうでしょうか?
〈福岡縣護国神社〉
所在地/福岡県福岡市中央区六本松1-1-1
交通/地下鉄七隈線「六本松」駅2番出口より徒歩8分 / 地下鉄空港線「大濠公園」駅3番・6番出口より徒歩15分
駐車場/あり (264台)
コメント